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溶連菌感染症

溶連菌感染症は、A群ベータ溶血性連鎖球菌という細菌によって起こる感染症です。

一般的な風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症はウイルスによって起こる感染症ですが、溶連菌感染症は「細菌感染症」です。

どんな症状が出ますか?

1:急性咽頭炎、扁桃炎

4歳以上の子どもが発症しやすく、普通の風邪と違って咳や鼻水は見られませんが、熱と喉の痛みが出てくるのが特徴です。

また、首のリンパ節が腫れてきます。

喉をみると真っ赤に腫れて、扁桃腺に白い膿がつくこともあります。

舌の表面が赤くぶつぶつしてきてイチゴのような見た目になるため、「イチゴ舌」と呼ばれます。

腹痛、嘔吐、頭痛が強く出ることもあります。

3歳以下ではこのような特徴的な症状が見られないことが多く、普通の風邪と区別するのは困難です。

2:猩紅熱(しょうこうねつ)

咽頭扁桃炎に続いて、全身に赤い細かい発疹が一面に出現し、まるで日焼けしたような皮膚になります。

その他、関節痛がみられることもあります。

この発疹は1~3週間で皮が剥けて元通りになります。

溶連菌が出す毒素による症状です。

3:伝染性膿痂疹(とびひ)などを引き起こすこともあります

溶連菌は、そのほか、伝染性膿痂疹(とびひ)、丹毒、劇症型溶連菌感染症などの原因となります。

どのように診断しますか?

特徴的な症状、所見を確認して診断するほか、のどを綿棒で拭って検査をして診断します。

どんな治療をしますか?

溶連菌感染症は細菌感染症のため、細菌に効く抗菌薬によって治療することができます。

診断がつくと、抗菌薬を処方されます。

抗菌薬を飲み始めて24時間経つと感染力はなくなりますが、次に挙げる合併症の予防のためにも処方された抗菌薬を5日~10日間最後まで飲み切ることが必要です。

合併症にはどのようなものがありますか?

急性糸球体腎炎、リウマチ熱を起こすことがあり、免疫が過剰に反応することで発症します。

合併症を防ぐために、処方された抗菌薬を最後までしっかり内服して治療することが大切です。

リウマチ熱は抗菌薬を最後まで内服することで予防できますが、急性糸球体腎炎は発症することがあるため、注意が必要です。

急性糸球体腎炎の症状として尿が少なくなったり、血尿(コーラやワインのような赤黒い尿)やむくみが見られたりすることがあります。

もし、溶連菌感染症に感染して1ヶ月くらいたってからこのような症状に気づいたら、すぐに受診してください。

経過観察として、感染から1ヶ月ほどして尿の検査を行うのが一般的です。

登園、登校はいつからできますか?

抗菌薬を内服しはじめて24時間で感染力がなくなりますので、その後は登園登校することができます。

溶連菌の「保菌」とはどういう状態ですか?

咽頭炎、扁桃炎など症状のない子どもが、溶連菌を「保菌」していることがあります。

迅速検査をすると陽性になりますが、溶連菌がのどに住みついているだけで感染はしておらず、熱や喉の痛みなどの症状もありません。

この場合は、周囲に感染させることもなく、合併症を起こすこともないため、治療の必要はありません。

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